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[112]後払い方式の場合の領収書

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最近増えてきたネット通販での後払い。昔からある「代引き」のほか、利用客数を伸ばしている代表的なものとしてネットプロテクションズ(株)が提供する「NP後払い」があります。
この方法で物品を購入した場合、お客様から領収書を求められることがあります。この場合、領収書を発行するときには注意が必要です。
NP後払いの場合は、商品を発送手配し、運送会社の追跡番号から到着を確認して、ネットプロテクションズからお客様に請求書(払込票)が郵送されます。お客様はその請求書(払込票)を持ってコンビニ等で支払うわけです。
このときに重要なのは、お客様が払ったどうかは、販売店にはわからない、という点です。もしかすると、お客様がまだ払っていないのに、領収書を発行しろと言ってくるかもしれません。
ここで安易に領収書を発行すると、お客は払っていないのに領収書を手に入れることになります。そして、悪い方に考えれば「領収書は手元にある。すでに払った」と主張するかもしれません。
こういう事態を避けるためには、必ず受領印のある支払い済み払込票を郵送してもらい、それと引き換えに領収書を発行するという手順を踏むことが大事です。
同じようなものとして「代引き」もその支払い確認ができる「配送業者が発行する代引金額領収書」と引き替えに発行します。
なお、クレジットカードによる支払いや、代引き、銀行振込、NP後払いなど、改めて領収書を発行するときは、3万円以上であっても収入印紙は必要ありません。
まとめ:

  • クレジットカード払いのとき…領収書発行可能
  • 銀行振込払いのとき…領収書発行可能…収入印紙不要
  • 代引き…代引金額領収書と引換えで領収書発行可能…
  • NP後払い…受領印のある支払済払込票と引換えに領収書発行可能

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